男社会があるならば、その逆も然り。
国会議員や民間企業管理職などの「女性比率」は、その数値の高低以前に、それを測定する概念が存在する時点で、その業界がいかに男社会かを浮き彫りにする。
そして“育児業界”は、言うまでもなくまだまだ圧倒的に女性社会だ。
イクメンよろしく、男性が積極的に育児に関わるのが称賛される風向きに変わったのはここ10年くらいのものだが、実感としてまだまだ少ない。
“男は外で稼いで、女性は家を守る。”
これが当たり前というか、例外を認めない風潮だったのだから無理もない。
前置きが長くなってしまった。
で、”育児業界”に参画すると、男社会に入って頑張ってる女性の気持ちをほんの少しだけ味わってるんだろなあと思うことがある。
例えば、育児系の、○○教室、■■体験といった育児業界のネーミングにはよく女性が強く意識されていたりするが、
その代表格が、
- 母子手帳
- おかあさんといっしょ
パパとしてはどうしても、聞くたびに毎度ほんの少し引っかかる。
ただ単に、マーケティングとして業界の参画人数が女性が圧倒的に多いのだから、そうなるわな。
そして古き良き時代を急に変えられないし、分かる。
でもね、なんだか寂しいのです。
絶対母親から産まれるじゃん、と言われればそれまでだけどねえ。
代案を考えてみる。
うーん、どう変えるんだ?勝手に心配して考えてみる。
まず大前提として大事なのは、両親がいる前提を排除しないと、本末転倒だ。
ではいってみよう。
- 「母子手帳」 ※正式名称「母子健康手帳」
推奨案:「親子手帳」※正式名称「親子健康手帳」
→マジでこれ一択かなと思うが、いかがでしょうか役人の方々。強いて言うなら語呂が少し悪くなるか。
次点:「保護者手帳」
→親子ほど親近感が感じられないが、現状の母子手帳が親以外でも発給されるならアリか。(出産時に母親が死亡するなど。未調査m(__)m)
ボツ:「両親手帳」「パパママ手帳」
→上記大前提を満たしてないのでダメ。
- 「おかあさんといっしょ」
実際に少し考えてみると、こちらの方が難易度が高い。
なぜなら幼児向け番組なので漢字を使うのはNGだし、柔らかいニュアンスも必要だからだ。
で、「いっしょ」は残す方向で検討。
そんな中、捻り出したのはこちら。
推奨案:「おやこでいっしょ」
→「親子手帳」に似てしまったが、考えた中ではこれが一番マシだった(^^;)
次点:「かぞくでいっしょ」
→いい意味では祖父母兄弟など含まれるから一体感があっていいが、親という観点では焦点がぼけている。で、同局の「鶴瓶の家族に乾杯」とかぶる。。
ボツ:「おやといっしょ」→固い。
「パパママといっしょ」「りょうしんといっしょ」→大前提を満たしてない。
このあたりも変わった時に、時代が育児の男女平等にほんの少し近づくんだろな。