妊娠が分かると、遅かれ早かれ出産方法の選択に迫られる。
過去に悩まれたり、今現在まさに悩まれている方もいらっしゃることでしょう。
スパっと決めた男前なママも中にはいるのかな。
自然分娩、無痛分娩、計画、在宅、里帰り、帝王切開、フリースタイル、水中、なんてのもあったり。
うちの場合は、無痛分娩を選択した。
その後のドタバタ劇のお話(^^;)
産婦人科探し
まずそもそも、田舎だから近くに産婦人科が無い(´;ω;`)
これは地方暮らしアルアルだが、都会では想像できないだろう。
人口減少により、自分が産まれた総合病院から産婦人科が無くなって久しい(´;ω;`)
とは言え、産める場所を確保しないといけない。
ということで、まずは条件を考える。
産む場所の条件
近くにないから贅沢は言えないが、それでもいくつか産科選びの条件がある。
・車で30分以内
・キレイ
・ホームページ持ってる
希望 ・ヤブ医者じゃなさそう(笑) ※評判いいってこと
・出産一時金で収まる(無痛分娩も)
こんな感じ。
ネットや友達(先輩パパママ)の評判が主な情報源。
てか今どきホームページ無い産院は、情報収集できない以前に、意識としてどうなん?て話なので、選択肢から除外。
あと、都会では出産一時金で賄うのは厳しいと思うが、田舎では全然可能で、なんならお釣りがくる。
まあ不便な分、物価安いってことっすね(笑)
さて、見つかったのが、
②家から北東に車で32分
び、びみょうに遠い。。
まあ、それ以外はまあまあ良さげ。
とりあえず評判もいい、①にしよう。
ということで、産婦人科通いスタート!
産婦人科1軒目
初めての産婦人科は、下調べ通りキレイで、対応もよく、順調に進んだ。
無痛分娩を希望する旨も伝え、承諾を得た。
サプライズその1
順調に成長する我が子を、毎回少し緊張しながら確認し、安心する。
そんなある日、検診でエコーを見てた先生がいきなり、
と、サプライズで性別告知。戸惑っていると、
と、慌ててフォローしていた。。
いやいや、おち〇ち〇があるなら確定でしょうよ(^^;)
性別の判明って、もっと感動的なものと思ってたあああああ。
サプライズその2
そんなこんなで、赤ちゃんは順調に育って、検診にも慣れてきたころだった。
先生が特大のサプライズをぶちこんできた。
・・・でも自然分娩でよければもちろん万全の態勢を取りますし~~~
聞くと、麻酔医が辞めることになった、どーのこーの。
うちの病院で産むなら万全の体制はとるが、基本的には自然分娩になると。
そんなことあるんか。。。。。
悩んだ末、産婦人科を替えることに。
産婦人科2軒目(ここで産んだ)
先ほど2軒登場した産婦人科の②が、まさかの敗者復活。
結果的に今回の出産は、1軒目の産婦人科とほぼ真反対の方角に、車で32分の産婦人科に着地した。
2軒目は、予約してる検診なのに毎回やたら診察前に待たせる以外は不満なし。
(出産予定日が10日過ぎたのは、なんかもうよく分からん。)
こんな感じの特に問題もない平和な日々。
出産当日を迎えるまでは。。。
出産当日はまるでジェットコースター
予定日を過ぎても、居心地がよいのかなかなか出てこないK太。
それで予定日が9日過ぎ、さすがにってことで、10日遅れで出産させることになった。
いよいよ出産準備。
無痛分娩のために、背中に麻酔注入用の管を通す。
その後陣痛が徐々に、寄せては返す。(妻談)
ただ、、、寄せては返す度に、お腹の中の息子の心肺の数値が下がる。
要は、その波が来ると、息子は苦しいのだ。
陣痛は徐々に、間隔を狭めて攻めてくる。。。
息子は徐々に苦しくなるに違いない。
しかも、後に3826gで産まれることになるまあまあの巨大児。
産道では、大きい分だけ苦しいはず。
そこで先生が下した決断は、、、
ここからはジェットコースター!!!
息子の安全を考えると納得するしかない我々。
幸か不幸か、無痛分娩用の背中の管で、帝王切開の麻酔準備万端。
時間になり、施術室に吸い込まれる妻。
数分後、どの赤ちゃんか知らんが、オギャーオギャーと泣いている。
さすがに早すぎる。
・・・と思ったら、12分後、ある先生が赤ちゃんを抱いて診察室から出てきた。
抱いてる子は、髪めっちゃふっさふさ。
産まれて少し経った子かな。他の子の診察もここでするのか。
とか思った次の瞬間、、
びっくりしたのと嬉しいのとで、この後の記憶が軽く飛んでいる。
こんなに早く出てくるなら、録画しっぱなしにしとけばよかった。。。
初めて抱く我が子は、とても弱弱しくて、必死に生きているのが伝わった。
大事過ぎて、抱っこ慣れてなさ過ぎて、責任を改めて感じて、緊張した。
で少し冷静になって、
ん?さっき産声って、K太の声だったのか。
てことは、
驚愕。
そして30分後くらいに、妻が、今まで見たことないような怯えた顔で、戻ってきた。。。
というのも、以下のような状況だったからだ。
- 手術自体初めてだった。
- 施術室の中で、一人だけ裸で四肢を固定された。
- 麻酔の効きが不十分だったかもしれず、激痛だった。
当日に決まった帝王切開は、心身ともにダメージが大きいと心底思った。
妻は本当によく頑張ったと思う。
まあ、麻酔の効きが不十分だったかもしれないのは、一説によればお酒に強いからだというが、こんな形で嗜みが仇となるとは。。。
うーん、真相は闇の中。
心底、妻子共に無事でよかった。
心底、有難かった。
心底、出産にパパは無力。。。
バタバタで少し記憶が曖昧(^^;)
これから臨む方々には、健闘を祈らずにはいられない。