沐浴は、産まれる前のパパママ教室で疑似体験したり、産後に看護師さんに教わりながら恐る恐る入れてみたりなど、大体ふわっと学習する。
でもそれはプロローグでしかなく。
退院後の沐浴の開始は、ドタバタ狂騒曲の始まり。
その準備のとこから、メモってみる。
そもそも沐浴とは
どういう意味?
「沐浴」という言葉には、大きく分けて2つの意味があるようだ。
- 宗教的な儀式
- 大きな浴槽に入れない”水浴び”
もちろんここでは前者ではなく後者のお話。
ただ英語では、”沐浴”も、大きな浴槽に入る”入浴”も、「Bathing」と表されるそうだ。
日本語って表現豊かでいいっすなあ。
何のため?
では何のためにするのか。ざっくり以下。
- 生後1ヶ月くらいまでは大人と一緒のお湯に入れないから別で。
- 赤ちゃんは汗めっちゃかくから流す。
- 垢とか出やすいから流す。
- スキンシップで親子の絆。
1ヶ月だけ別なのは”ヘソの緒”のため
退院してきてバタバタしてても、サルみたいな赤ちゃんが愛おしく、一緒にお風呂入りたいなあと思うのも無理はない。
でも、ちょっとの間だけガマンガマン、てそんなこと思う余裕がなかったけど(^^;)
なんでガマンしないといけないのか。
退院時に産院から、沐浴後に赤ちゃんのヘソに付ける乾燥剤を貰うくらい塞がってない。
まだヘソはジュクジュクの状態だから、念のため風呂は別で。
ってことっすね。
爆速の成長を支える超新陳代謝
ただでさえ赤ちゃんは新陳代謝が高いが、K太は特に夏産まれということもあって、汗はめっちゃかいた。
そしてデブデブなので、いろんなとこに垢もたまった。
てことで、汗かいたら着替えはもちろんしていたが、1日1回しっかり清潔にして、あせもやその他湿疹の予防や軽減を図る。
湿疹については、この時期の赤ちゃん特有でしょうがない部分もあるが、それを早く治す意味でも、沐浴でキレイさっぱりは超重要!
がんばりましょう。
湿疹については、よかったら以下記事も読んでみてね。
中年おじさん 産まれて程なく、多くの赤ちゃんの顔を痛々しいビジュアルにする「乳児脂漏性湿疹」。 クリーム塗っても塗っても日に日に範囲を拡大していくブツブツに、このまま全身覆われてしまうんじゃ?とか思ってビクビクしたり[…]
準備
ざっくり以下は準備した方がよさそう。
- ベビーバス
- シャンプー、ボディソープ
- 体を包むもの
- 保湿する何か(クリーム・ローション・ワセリン)
- 綿棒
- へその緒ケアセット
これも色々と悩むところ。
ただ、様々比べてあーでもないこーでもないを検討するのも楽しいが、そんなのいいから早くいいやつ教えてって感じかなと。
その気持ち、超わかるー。
てことでうちの場合は、以下を使った。ご参考まで。
ベビーバス
まずは、何にお湯ためて入れるか。これよかったっす。
・真ん中の小島があることで、赤ちゃんがずり落ちない。
・組み立てに必要なのは空気のみなので、持ち運びが楽。
・デザインかわいい(笑)
・旅行先に持って行ったりもラクチン。
・空気入れる時に酸欠に注意( ´∀` )
シャンプー、ボディソープ
続いて、シャンプーとボディソープ。
これよかったっす。
・泡がしっかりモコモコしてて、使いやすい。
・安くはないので、他のも準備しておいて、お肌の調子がイマイチな時に使うと吉。
・乳児脂漏性湿疹の時も、これで対処できた。
体を包む布
そもそもなんで布が必要か
沐浴の写真で赤ちゃんに布かかってるけど、それって優しさ?
とか思っていたバカ野郎がここにいる(^^;)
なんで必要か。
“布”について
なぜ漠然と”布”と書いたか。
巷ではガーゼが推奨されているが、以下の条件を満たせばなんでもいい。
・柔らかい。
・ゴワゴワしない。
・大きすぎない。(赤ちゃんの肩からお腹が隠れるくらいのサイズが便利)
・3枚以上用意可能。
保湿
風呂上がりは、保湿タイム!
表皮が薄い赤ちゃんの肌を、しっかり守ってあげましょう。
我々は両親とも昔アトピー持ちだったりするので、これはほんと大事!
クリーム・ローション・ワセリン。。。色々試しました。
以下記事にてオススメを書いてます。見てね。
中年おじさん 表皮が薄い赤ちゃんの肌を、しっかり守ってあげましょう。 で、これら保湿用製品についても、とりあえず四の五の言わすに挙げていってみるが、これこそ個人差があるので、いくつか試してみることをお勧めする。 K太[…]
綿棒
賛否両論あるようだが、我々が通った産院では、風呂上がりの耳と鼻の掃除を推奨していた。
ということで、赤ちゃん用綿棒を準備した。
そして最後にメンタル
退院初日。
弱弱しい赤ちゃんを連れて帰宅し、いよいよ本格的な育児に突入する。
そして沐浴も、退院初日から早速する育児だ。
沐浴の当番を決めるのもよし。パパママどちらかがやるでもよし。
ただ、最初は慣れてないし、できれる限り二人で協力して、記念すべき、そしてめっちゃ貴重なこの短い期間を乗り越えてほしいなと。
何日後か分からないけど、赤ちゃんが「いい湯だわー」的な顔をしてくれたら、全て報われるから、それまで何とか持ちこたえて。
そして気持ちとは裏腹に、やる気が空回りすることも多々あると思う。
正直、不慣れかつ生命を扱う緊張なんかもあるこの時期に「楽しんで」なんて無責任なことは言えないけど、この経験は何物にも代えがたい、かけがえのないものになると信じて、がんばって!
うちの沐浴狂騒曲ダイジェスト
おじさんの腰に沐浴の場所を聞く
浴室の洗い場+お風呂の椅子
先ほどのベビーバスを膨らまして、浴室に持ってって、さあ初沐浴!
・・・という勢いはよかったのだが、問題が。
この体勢、腰やば。
お風呂の洗い場にベビーバス置いて、お風呂の椅子に座って前傾の姿勢でやってみた。後から考えると無謀極まりない体勢。
刹那、腰が特別警報を発令。
しかし初日は腕の力でなんとかしのぎきって、事なきを得た。
迷走の果て
そんなこんなで腰に断続的に警報を観測しながら、だましだまし日々の沐浴をこなす。
何かいい沐浴場所はないもんか。。。
と、思案していたら、閃く。
みなさん、気をつけなはれやっ!
沐浴でかなーり注意して欲しいこと
最後に沐浴で、意外とこれは大丈夫ってことと、気を付けてほしいことを書いて締めよう。
・赤ちゃん用ソープなら、万が一泡が穴という穴に入っても、だいたい大丈夫。
・頭は結構ゴシゴシしても大丈夫。(もちろん大人の強さではなく。)
・耳には水はそうそう入らない。(万が一入ったら、出してあげて。)
・頭のてっぺんの柔らかいとこ「大泉門」には優しくタッチ。
次に、正直これさえ守れば、大概大丈夫なのでは。
・首ぐわんぐわんなので、常に支える。
・首を支えるついでに、耳に水入らないようにする。
・おじさんの腰は、変な角度を繰り返しもしくは長い間キープすると、ガッツリやって使い物にならなくなるので、気を付ける(´;ω;`)
ここまで読んでくれてありがとうございます。
健闘を祈っています。