赤ちゃんの睡眠は、かなり奥が深い。
そう思わせてくれたこの本。
「寝せりゃーいいんでしょ?」と思っていたのはある意味正しかったのだが、赤ちゃんの睡眠を知って、赤ちゃんも親も、より楽に平和な睡眠ライフを送れたらいいねというお話。
基本情報
タイトル:0歳児からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
著者 :清水 悦子
出版社 :かんき出版
ざっくり概要
元理学療法士で「夜泣き専門保育士」の先生が、ご自身のお子さんの「壮絶な夜泣き」を経験し、知識を生かしつつ試行錯誤の結果をまとめた本。
なぜ赤ちゃんは夜泣きするのかといったそもそもの説明や、その対処法、寝かしつけや夜泣きに対してのパパママの心の持ち様などが、読みやすい文章で綴られる。
また、自身の経験に基づいているので、ぶっきらぼうに「こうあるべき!」ではなく、あくまで親の立場に寄り添った形で、夜泣きを軽減するアドバイスを優しく説かれている。
早めに読んでよかった。本当に役立った。
本当に色々と為になる内容の中から、特に参考になった点を挙げていきます。
なぜ「夜泣き」するのか
これについては、ざっくり纏めると以下が挙げられている。
・寝かしつけに一貫性がない。ぐずったら親が根負けして寝るのが遅くなるのも含む。
・そもそも赤ちゃんは眠りが浅い。
親が気負えば気負うほど、急げば急ぐほど、それが赤ちゃんに伝わって余計寝ないよねえ。育児あるある(^^;)
まずはこれやっとけの3ステップ
本書の表紙カバーの、内側に織り込んであるとこに、早速以下のような3ステップが載っている。
②お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごそう!
③寝る前30分のイチャイチャタイムを作ろう!
”寝言泣き”とは
赤ちゃんは何言ってるか分からない。そりゃそうだ。
で、特に寝ている赤ちゃんについては、何言っても泣いてるように聞こえてしまう。
これが、寝言泣き。
そして、それをあたかも、泣いたからあやさなきゃ、と受け取ってしまいがち。
こうなると、どうなるか。
月齢毎の昼寝の長さとスケジュール
これまた助かる指標が載っている。
例えば生後8ヶ月だと、以下のようになる。
昼寝:12時頃から2時間30分
夕寝:なし
夜いつ寝るか
赤ちゃんに気持ちを伝える
赤ちゃんは、もちろんまだ言葉を理解できない。
だから、何言っても意味ないじゃん。はNG。
こんな感じで、気持ちを伝えて、安心させるのがとても大切。
・一日の振り返り。
・「ごめん」じゃなく「大丈夫」。
まとめ
もっともっとたくさんの有用な情報がてんこ盛りだが、響いた箇所を厳選して独断と偏見で抜粋。
なので、女性特有のお話については今回、省かせてもらった。ぜひ本を手に取ってお読み頂ければと思う。
総じて言えるのが、著者の先生は赤ちゃんへの愛に溢れていて、親の立場に寄り添ってくれるということだ。
なんかできそうな気がしてくる!
そんな気持ちにさせてもらえた。
我が子は敵じゃないけど、敵を知り己を知れば百戦危うからず。
睡眠のコツを知り、”イチャイチャタイム”でゆっくりゆっくり絆を深めていこう。